日経平均小幅安も、TOPIX小幅高
28日(水)の 日経平均は 前日比1円安 19,401円 と、小幅ながら下落しました 27日(火)の NYダウは 11ドル高 19,945ドル と上昇しました 消費者信頼感指数が市場予想を上回り ケースシラー住宅価格指数も前月比で上昇したことから 堅調な米国景気が続くとの見方が広がり 株式が買われました ただ これまで トランプ次期大統領の政策に対する期待から 米株式相場は上昇を続けていたことから 一旦株式を売る動きも強く ダウの上昇は限定的でした 前日が 12月末配当を受け取る権利のある最終日であったことから この日は 12月末配当実施銘柄を売る動きもあり 日経平均は僅かに下落して引けました ただ 1ドル=117円50~60銭台へと 円がやや弱含んだことから 外需企業の業績改善期待がやや高まり 日経平均は上昇する場面もありました TOPIXは 0.58ポイント高 1,536.80ポイント と小幅ながら5営業日ぶりに上昇し 東証1部の値上がり銘柄数(1,411銘柄)は 値下がり数(474)を上回りました アドバンテスト<6857> 東京エレクトロン<8035> が2013年以降の高値を 三菱瓦斯化学<4182> TOTO<5332> が上場来高値を更新しました
日経ジャスダック平均は 14円高 2,737円 と3日連続で上昇しました 好業績の新興市場株/小型株が 買われる状況が続いています 前日引け後に好調な月次動向を発表した 神戸物産<3038>(食品スーパー) 前日引け後に業績予想を上方修正した 三機サービス<6044>(空調設備メンテナンス) が大幅に上昇しました UT<2146>(製造請負) TOWA<6315>(半導体樹脂成型装置) が13年以降の高値を ネクステージ<3186>(中古車販売) が上場来高値を更新しました 米大統領選挙後 日米の株価は急上昇したため 当面は一服する可能性があります トランプ氏の政策を好感する上昇は一段落し より具体的な政策による 景気押し上げ効果を確認できない場合は 米長期金利上昇による円安や米株式市場の上昇が続かず 日本の株式市場も上昇は限定的となるリスクもあります
この内容は有料会員に制限されます。 あなたが会員登録済みであれば、ログインしてください。