日経平均113円高も値下がり銘柄多い
週末
15日(金)の
日経平均は
前日比113円高
22,851円
と上昇しました
14日(木)の
NYダウは
25ドル安
25,175ドル
と3日連続で下落しました
ECB(欧州中央銀行)が
量的緩和の年内終了を発表したものの
当面利上げはないとの方針も示したため
欧州では
株式市場が上昇し
長期金利が低下しました
この流れれを受け
米国債利回りも下げたため
利ザヤ縮小が懸念される
金融株が売られました
米政権が
中国からの輸入品に対する追加関税の課税を示唆したことから
米中貿易摩擦の懸念が強まり
中国への依存度が高い銘柄も売られました
ただ
欧州株式市場が上昇した流れを受け
S&P500種指数は上昇し
ナスダック総合株価指数は
上場最高値を更新しました
欧州金利据え置き方針を受け
東京株式市場も
買いが優勢となりました
1ドル=110円50~70銭と
前日(110円10~30銭)に比べ
円安で推移したことから
外需株の業績改善期待がやや強まったことも
日本株の買いを促しました
ただ
米中摩擦懸念から
積極的な買いは続かず
東証1部の値上がり銘柄数(768銘柄)は
値下がり数(1,254)を下回りました
日銀が金融政策決定会合において
政策の現状維持を決定しましたが
株式市場への影響は殆どありませんでした
日経平均は
週間では157円上昇しました
TDK<6762>
ヤマト<9064>
が2013年以降の高値を
キッコーマン<2801>
が上場来高値を更新しました
日経ジャスダック平均は
98銭高
3,982円55銭
と上昇しました
週間では40円上昇しました
UT<2146>(半導体製造派遣)
が大幅に上昇しました
UT
日本マクドナルド<2702>
エラン<6099>(病院向け身の回り品レンタル)
が上場来高値を更新しました
米国において好況が続いても
長期金利が上昇すると
米国景気が減速するリスクや
新興国から米国への資金移動が強まり
新興国の金融市場が混乱するリスクもあります
このため
株式市場は
上昇基調が続くことは期待し難い
と考えています
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