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日経平均492円安、22,000円割れ

トピックス, 本日の株式市場

週明け
7月2日(月)の
日経平均は
前週末比492円安
21,811円
と大幅に下落し
4月17日(21,847円)以来の
22,000円割れとなりました

 

 

前週末
6月29日(金)の
NYダウは
55ドル高
24,271ドル
と前日に続き上昇しました

EU首脳会議において
移民難民問題について合意したことから
欧州株式市場が上昇した流れを受け
米国株式市場でも
買いが優勢な状況となりました
好決算を発表した
スポーツ用品のナイキが買われ
ダウを押し上げました
FRB(連邦準備理事会)による
ストレステスト(健全性審査)を無難に終えた
金融株も上昇しました
原油相場上昇を受け
石油株も買われました
ただ
米国と他国の貿易摩擦に改善の動きがないことから
ダウの上げは限定的でした
ダウは
週間では297ドル下落
月間では132ドル下落しました

 

 

本日発表された
日銀短観(全国企業短期経済観測調査)における
大企業による2018年度の設備投資が
堅調な計画であったことや
一時は1ドル=111円台へと
前週末(110円60銭台)に比べ
円高ドル安が進み
外需産業の業績悪化改善期待が強まったことから
日経平均は上昇する場面がありました
ただ
メキシコ大統領選挙次第で
米国との関係悪化が懸念されることが嫌気され
米株価指数先物が下落し
午後に
円が110円台70銭台に上昇したことに加え
この日の
上海総合株価指数が下落したことから
(香港市場は休場)
日経平均は下げに転じ
下落幅を拡大しました

ソニー<6753>
が2013年以降の高値を更新しました

 

日経ジャスダック平均は
31円安
3,826円
と下落しました

前週末引け後に好決算を発表した
アルテック<9972>(食品包装用印刷機械商社)
が大幅に上昇しました

 

 

当面は
米国と他国の摩擦懸念により
株式市場の頭は重い状況が続く
とみています
たとえ
摩擦が解消に向かい
米国景気の好調が続いても
長期金利が上昇すると
米国景気が減速する可能性もあるうえに
新興国から米国への資金移動が強まり
新興国の金融市場が混乱するリスクもあります
また
既に
中国では景気減速の兆しがあります
世界の株式市場は
上昇基調が続くことは期待し難い
と考えています

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