週末ダウは196ドル安、週間では149ドル下落
週末
10日(金)の
NYダウは
196ドル安
25,313ドル
と3営業日連続で下落しました
トランプ大統領が
トルコからの鉄鋼、アルミニウムの輸入関税を引き上げる
と発表したことから
トルコの通貨リラが急落し
欧州市場において
トルコに融資の多い銀行株が売られました
この流れを受け
米国でもリスク回避の動きが強まり
株式が売られました
欧州の銀行株下落に加え
投資資金が米国債に向かい
米国債の利回りが低下したことから
利ザヤ縮小が懸念され
金融株が売られました
ダウは週間では
149ドル下落しました
米国とトルコの関係悪化懸念から
海外の為替市場では
ユーロが対ドル、対円で売られ
円は対ドルで
一時は1ドル=110円50銭台へと
円高が進みましたが
NY市場では
110円90銭台と
東京市場(110円70銭~111円)の
変動の範囲内で引けました
米国とトルコの関係悪化懸念
NYダウ下落を受け
シカゴ日経平均先物は
22,195円と
東京市場における日経平均終値
22,298円
を下回って引けました
週明けの
日経平均は
下落して始まると予想されます
たとえ
米中貿易摩擦が解消に向かい
米国景気の好調が続いても
雇用需給はひっ迫していることから
米国長期金利が上昇する可能性があります
その場合
米国景気が減速する一方
米国と新興国との金利差が意識され
新興国から米国への資金移動が強まり
新興国の金融市場が混乱するリスクもあります
また
既に
中国では景気減速の兆しがあります
世界の株式市場は
上昇基調が続くことは期待し難い
と考えています
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