米中摩擦懸念され日経平均538円安
12月4日(火)の日経平均は
前日比538円安
22,036円
と8営業日ぶりに大幅に下落しました
週明け3日(月)のNYダウは
287ドル高
25,826ドル
と前週末に続き上昇しました
米中首脳会談で
中国からの輸入品に対する追加関税が見送られたことや
米国から中国への自動車の関税引き下げで合意したことから
貿易摩擦の緩和期待が更に強まり
株式が買われました
ロシアとサウジアラビアが生産調整延長で合意と報じられ
原油先物相場が上昇したことから
石油株が買われ
相場を押し上げました
米国株式上昇を受け
日経平均も上昇する場面がありました
ただ
対中強硬派のライトハイザーUSTR(通商代表部)代表が
米中貿易交渉を主導することになったため
交渉の難航が懸念され
米株価指数先物が下落するとともに
上海・香港株式相場が軟調に推移し
日本株を売る動きも強まりました
1ドル=130円ちょうど近くと
前日(130円40~50銭)に比べ
円高ドル安が進んだため
外需企業の業績改善期待が弱まるとの懸念が意識され
日経平均の下げに拍車をかけました
セコム<9735>
が2013年以降の高値を更新しました
日経ジャスダック平均は
10円安
3,606円
と8営業日ぶりに下落しました
前週好決算を発表した
はてな<3930>(ブログ運営)
トリケミカル研究所<4369>(半導体・光ファイバー製造用薬品)
前日引け後に好調な月次売上を発表した
ワークマン<7564>(作業着チェーン)
が大幅に上昇しました
トリケミカル研究所
が上場来高値を更新しました
米中経済ともに減速リスクは残っています
米利上げ先送りにより
株式相場が上昇する状況が続く可能性もありますが
米景気の堅調が確認されると
再び利上げの可能性が強まり
株式は調整するリスクもあります
現時点では
世界の株式市場の戻りには
限界があるとみています
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