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ダウ週末は623ドル安、週間では257ドル下落

トピックス, 本日の株式市場

週末23日(金)のNYダウは
623ドル安
25,628ドル
と大幅に下げました
3営業日ぶりの下落です
中国政府が対米輸入品に報復関税を課すと発表し
トランプ大統領が更なる対抗措置を示唆したことから
米中貿易摩擦の激化と世界経済の減速が懸念され
中国および世界経済の影響が大きい銘柄が売られ
ダウは大きく下げました
午前に
パウエルFRB(連邦準備理事会)議長が
ジャクソンホール会議(国際経済シンポジウム)において
「景気拡大を維持するために適切に行動」
と発言したことから
追加利下げ期待が高まりましたが
米中関係の緊迫化による
株価を押し下げる動きが上回りました
ダウは週間では
257ドル(1.0%)下落しました

 

米国の利下げ期待や
米中緊迫化によるリスク回避のため
米国債が買われ
米長期金利が下落しました
NYの外国為替市場では
日米金利差縮小を見込んだ
円買いドル売りが増え
1ドル=105円30銭台と
東京市場の午後(106円50~60銭台)に比べ
大きく円高ドル安が進みました

シカゴ日経平均先物は
20,135円と
東京市場の日経平均終値
20,710円
を大きく下回って引けました

 

週明けの日経平均は
大きく下落して始まると予想されます
米中は今後も政治・経済分野で対立し
株式市場の波乱要因になることがあり得るでしょう
中国については
米国による関税引き上げによる停滞が続き
経済対策の効果は限定的で
日米欧の景気を押し下げる状況が続くと予想されます
米国については
低調な経済指標が発表されると
景気後退が懸念される一方
利下げ期待が高まり
堅調な経済指標が発表されると
再び利下げ期待は弱まる
という状況が繰り返される可能性があります
日本については
現時点では
7月以降の企業業績に過度な期待を持てず
海外市場に振り回される状況が続くとみています

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