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米中対立懸念し日経平均449円安

トピックス, 本日の株式市場

週明け26日(月)の日経平均は
前週末比449円安
20,261円
と大幅に下げました
3営業日ぶりに下落です

 

前週末23日(金)のNYダウは
623ドル安
25,628ドル
と大幅に下げました
3営業日ぶりの下落です
中国政府が対米輸入品に報復関税を課すと発表し
トランプ大統領も更なる対抗措置を示唆したことから
米中貿易摩擦の激化と世界経済の減速が懸念され
中国および世界経済の影響が大きい銘柄が売られました
午前に
パウエルFRB(連邦準備理事会)議長が
ジャクソンホール会議(国際経済シンポジウム)において
「景気拡大を維持するために適切に行動」
と発言したことから
追加利下げ期待が高まりましたが
米中関係の緊迫化による
株価を押し下げる動きが上回りました
ダウは週間では
257ドル(1.0%)下落しました

 

米中貿易摩擦と世界経済減速の懸念
米国株大幅安を受け
週明けの日経平均も大幅に下落しました
1ドル=105円台と
前週末午後(106円50銭台)に比べ
大きく円高ドル安が進んだため
海外情勢の影響が大きい銘柄の下落が目立ちました
ただ
日銀による上場投資信託(ETF)の買い支え期待もあり
一部の内需株が買われました

日経ジャスダック平均は
22円安
3,308円
と4営業日連続で下落しました

 

今後も
・米中は対立・融和の繰り返し
・米国内では利下げ・打ち止め予想の繰り返し
という状況が続きそうです
このため
・米中は一時的な融和(協議に前向き姿勢)
・米国景気は利下げ期待
により、米株式は一旦反発する局面がある
と予想しています
ただ
米中は今後も政治・経済分野で対立し
株価の波乱要因になり得るでしょう
中国については
米国による関税引き上げによる停滞が続き
経済対策の効果は限定的で
日米欧の景気を押し下げる状況が続くと予想されます
米国については
利下げ期待による株価押上げ効果は
徐々に小さくなる可能性があります
日本については
7月以降の企業業績に過度な期待を持てず
海外市場に振り回される状況が続くとみています

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