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日経平均84円安、2日は米国休場

トピックス, 本日の株式市場

週明けで月初となる
9月2日(月)の日経平均は
前週末比84円安
20,620円
と下落しました

 

週末で月末であった
8月30日(金)のNYダウは
41ドル高
26,403ドル
と3日連続で上昇しました
前日に
米中貿易摩擦について
両国から協議再開に前向きな姿勢が示されたことを
引き続き好感し
株式を買う動きが優勢となりました
ただ
トランプ大統領が
対中輸入関税に関して強気の姿勢を示したことに加え
9月1日(日)に対中関税「第4弾」が発動されることや
三連休を控えていることから
(9月2日は休場=レイバーデー)
株式をいったん売る動きもあり
ダウの上昇は限定的でした
ハイテク・ネット株が売られ
ナスダック総合株価指数は
10ポイント安(7,962ドル)
と下落しました
ダウは
週間では774ドル(3.0%)上昇しましたが
月間では460ドル(1.7%)下落しました

 

米国が1日に追加関税を発動し
中国も報復関税を発動したことから
東京株式市場では
米中摩擦を懸念し
売りが優勢な状況が続きました
ただ
この日発表された
中国の8月製造業購買担当者景気指数(PMI)が
好不況の分かれ目である50を上回ったことや
2日は米国市場が休場であるため
東京市場では様子見気分が強く
積極的に株を売る動きとはなりませんでした
アドバンテスト<6857>
が2013年以降の高値を
オリエンタルランド<4661>
が上場来高値を更新しました

日経ジャスダック平均は
2円高
3,296円
と前週末に続き上昇しました
前週末引け後に好決算を発表した
トリケミカル研究所<4369>(半導体製造用薬品)
前週末引け後に東証1部上場を発表した
ナルミヤ<9275>(子供服店)
が大幅に上昇しました

 

今後も
米中は今後も政治・経済分野で対立し
株価の波乱要因になり得るでしょう
中国については
米国による関税引き上げによる停滞が続き
経済対策の効果は限定的で
日米欧の景気を押し下げる状況が続くと予想されます
米国については
発表される経済指標により
利下げの実施と見送りの予想を繰り返すと思われますが
利下げ期待による株価押上げ効果は
徐々に小さくなる可能性があります
日本については
7月以降の企業業績に過度な期待を持てず
海外市場に振り回される状況が続くとみています

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