カンセキ、アウトドア店が大幅増
栃木地盤のホームセンター
カンセキ<9903>の
2021年2月期
上期(20年3~8月)業績は
売上高:前年比15%増の205億円
経常利益:同95%増の15億3千万円
となりました
10月2日に上方修正された予想値と
同数値となりました
直近の四半期である
第2四半期(20年6~8月)の3カ月間でみると
売上高:前年比26%増(113億円)
経常利益:同2.6倍(11億2千万円)
と高い伸びとなっています
カンセキは
ホームセンター「カンセキ」
アウトドア専門店「WILD-1」のほか
自転車専門店「NEO CYCLISTA」
ペット専門店「Pet Planet」
FC(フランチャイズ)店では
リサイクルショップ「オフハウス」
食品スーパー「業務スーパー」
を展開していますが
第2四半期は
WILD-1が大きく伸長しました
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アウトドアは44%増
WILD-1事業は
売上高:前年比44%増の39億5千万円
営業利益:同98%増の7億3千万円
(営業利益は本社費用など調整前)
と好調です
新型コロナウイルス感染拡大を受け
ゴールデンウィークには
全店を休業しましたが
営業再開後
身近で手軽で「密」を避けるレジャーとして
アウトドアが人気となっています
キャンプ用品に加え
釣り用具やウェアなどの売上も伸長しています
これまでの自社サイト、楽天、アマゾンに加え
6月からヤフーショッピングにも
オンラインショップを開設したことから
ネット売上の寄与も大きくなっています
ホームセンター事業(※)も
売上高:前年比19%増の51億9千万円
営業利益:同3.7倍の4億4千万円
と大きく伸びています
引き続き
外出を控え、家庭内で過ごす時間が多いことから
DIY・修繕商品
園芸・ガーデニング用品
マスクほか殺菌・衛生用品が
好調を維持しています
梅雨明け後急速に気温が上昇したことから
暑さ対策商品も寄与しました
また
政府による給付金支給の影響で
電動アシスト自転車やエアコンなど
高額品の売れ行きも好調です
(※)ホームセンター事業には
自転車・ペット専門店も含まれています
専門店事業は
売上高:前年比17%増の22億1千万円
営業利益:同22%増の1億8千万円
と順調です
家庭内の食事が増えていることから
「業務スーパー」が
好調を維持しています
通期会社予想は42%増益
会社側は
通期業績予想については
10月2日に上方修正した
売上高:前年比10%増の398億円
経常利益:同42%増の23億3千万円
を据え置いていますが
下期(20年9月~21年2月)が
売上高:前年比4%増の193億円
経常利益:同7%減の8億円
と、売上の伸びが鈍化し、経常減益となっても
会社予想を達成できます
通期業績は会社予想に対し上振れ余地が大きい
と考えています
(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します