TOPICS

サトウ食品、米飯好調続くか

トピックス, 株式投資のネタ, 業績見通し

11月下旬から
決算期末が1月、4月、7月、10月である企業の
決算発表(2020年8~10月期) が始まっています
今後発表される四半期業績が好調な企業は
決算発表前後に株価が上昇し
その後も株価は堅調に推移することが期待されます

「サトウのごはん」など包装米飯・包装餅で著名な
サトウ食品工業<2923>は
直前の四半期である
5~7月業績が好調であったことから
8~10月の業績も高成長を持続していると予想しています

 

この内容は有料会員に制限されます。 あなたが会員登録済みであれば、ログインしてください。

既存ユーザのログイン
   

5~7月は黒字化

2021年4月期
第1四半期(20年5~7月)業績は
売上高:前年比13%増の69億7千万円
経常利益:同6億9千万円改善の3億9千万円
(前年:3億円の損失)
と好調に推移しています

20年4月期における
四半期ごとの売上・利益を見ると
売上高は
第1四半期(19年5~7月):61億7千万円
第2四半期(8~10月):102億円
第3四半期(11月~20年1月):186億円
第4四半期(2~4月):99億円
経常損益は
第1四半期:3億円の損失
第2四半期:5千万円の利益
第3四半期:15億円の利益
第4四半期:1億2千万円の損失
となっています
第3四半期が正月に餅の需要が急増するため
売上・利益とも他の四半期に比べ著しく大きくなります
第1四半期は売上が4四半期のうち最小であることを考慮すると
この第1四半期は非常に好調であったと言えます

包装米飯・包装餅ともに
コロナウイルス感染拡大の影響で
家庭内における食事が増えたことから
需要が高まりました

包装米飯の売上高は
前年比14%増(56億5千万円)
包装餅は
同8%(13億2千万円)
となりました

 

上期は予想利益は過小か

上期(20年5~11月)業績の会社予想は
売上高:前年比3%増の168億円
経常利益:同3億1千万円改善の6千万円
(前年2億5千万円の損失)
ですが

第2四半期(20年8~10月)が
売上高:前年比3%減の98億7千万円
経常利益:同3億8千万円悪化の3億3千万円の損失
(前年5千万円の利益)
と、売上が前年を下回り、経常損失となっても
会社予想を達成できます

8月1日から
「サトウのごはん」の賞味期限を
従来の10カ月から1年へと延長したことから
売上が抑えられる可能性がありますが
「巣ごもり」の影響で
家庭内で食事を摂る傾向は当面続きそうです
上期業績は会社予想を上回る可能性が高い
と判断しています

 

(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します