ファーマフーズ、育毛剤の通販が急増
化粧品のネット通販と
健康関連食品の素材成分供給が主力の
ファーマフーズ＜2929＞の
２０２１年７月期
第３四半期（２１年２～４月）業績は
売上高：前年比２．９倍の１３４億円
経常利益：同２．０倍の２７億７千万円
と大幅に拡大しています
【通販売上は３倍】
通販事業は
売上高：前年比３．４倍（１２６億円）
営業利益：同２．４倍（２８億円）
（営業利益は本社費用など調整前）
と急増しました
タマゴ由来の成分を使用した育毛剤
「ニューモ育毛剤」の売上高が
７８億９千万円（前年は１０億円台）
と大きく寄与しました
上期（２０年８月～２１年１月）において
テレビコマーシャルなど広告宣伝費を前倒し且つ増額した効果で
売上高は
第１四半期（２０年８～１０月）：４４億４千万円
第２四半期（２０年１１月～２１年１月）：６７億１千万円
第３四半期：７８億９千万円
と四半期ごとに売上は拡大しています
機能性素材事業は
売上高：前年比１４％減（７億７千万円）
営業利益：同４７％減（１億７千万円）
（営業利益は本社費用など調整前）
となりました
ダイエット食品やパウチゼリーなど
ＯＥＭ製品(納入先のブランド名で販売される製品)が好調であったものの
血圧低下・ストレス緩和・疲労軽減・睡眠改善効果があるといわれる成分である
「ファーマギャバ」（タブレット栄養補助食品・機能性表示食品、飲料に採用）や
骨形成成分「ボーンペップ」（栄養調整飲料に採用）などの主力製品が
伸び悩みました
【会社予想利益は２．７倍】
会社側は
通期業績については
売上高：前年比２．６倍の４００億円
経常利益：同２．７倍の２１億５千万円
と予想していますが
第４四半期（２１年５～７月）の業績が
売上高：前年比４８％増の６２億７千万円
経常利益：同１５億８千万円悪化の５億７千万円の損失
（前年：１０億１千万円の利益）
と、売上の伸びが鈍化し、経常損失となっても
会社予想を達成できます
「ニューモ育毛剤」は
広告宣伝費の増額があっても
販売拡大で吸収できると思われるため
通期業績は会社予想を上回る公算が大きい
と考えています
（注）これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します
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