日経平均205円安､10営業日ぶり下落
週明け２８日（月）の日経平均は
前週末比２０５円安
２７，９４３円
と１０営業日ぶりに下落しました
前週末２５日（金）のＮＹダウは
１５３ドル高
３４，８６１ドル
と前日に続き上昇しました
サウジアラビアの石油施設が親イラン武装組織に攻撃されたと報じられたことから
原油先物相場が上昇し
石油関連株が買われました
パウエルＦＲＢ（連邦準備理事会）議長のほか
金融政策関係者が相次いで大幅な利上げを示唆していることから
長期金利が上昇し
金利上昇で利ザヤ拡大が見込まれる金融株が買われました
一方で
金利上昇時に株価指標の割高感から売られる傾向のあるハイテク株が売られ
ナスダック総合株価指数は
２２ポイント安（１４，１６９ポイント）
と下落しました
日経平均は前週末までの９営業日間で
３，０００円近く上昇していたことや
前週末のナスダック総合株価指数が下落したことから
週明けの東京株式市場では
半導体関連株を中心に売りが優勢となりました
上海の一部でロックダウン（都市封鎖）が実施されたことも
中国の経済活動を制限するとの懸念を高め
株式の買い控えに繋がりました
ただ
日銀が指値オペ(※)を実施すると通知したことから
日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが強まり
１ドル＝１２３円２０銭台へと
前週末の東京市場（１２１円台）に比べ
大きく円安ドル高が進みました
業績改善が期待される外需株が買われ
日経平均は下げ幅を縮小する場面がありました
(※)日銀が金利上昇を抑える（国債価格を下支えする）ために
指定した利回り（価格）で無制限に国債を買い取る公開市場操作
住友商事＜8053＞
が２０１３年以降の高値を
住友金属鉱山＜5713＞
伊藤忠商事＜8001＞
丸紅＜8002＞
三井物産＜8031＞
三菱商事＜8058＞
住友倉庫＜9303＞
が上場来高値を更新しました
日経ジャスダック平均は
１５円安
３，６４３円
と１０営業日ぶりに下落しました
前週末引け後に自己株式の消却を発表した
レーサム＜8890＞（富裕層向け不動産販売）
が大幅に上昇しました
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