日経平均12円高、一旦売られる
6月9日(木)の日経平均は
前日比12円高
28,246円
と小幅ながら5営業日連続で上昇しました
8日(水)のNYダウは
269ドル安
32,910ドル
と3営業日ぶりに下落しました
世界景気と米企業収益に対する懸念から
株式を売る動きが強まりました
経済協力開発機構(OECD)は
2022年・23年の世界経済見通しを下方修正しました
欧州の金融大手クレディスイスが赤字の業績見通しを発表したことから
銀行株が売られました
アナリストが半導体大手のインテルの業績見通しを引き下げたことから
半導体関連株も下落しました
原油先物相場上昇を受け
長期金利が反発したことも
金利上昇時に株価指標の割高感が意識される
ハイテク株に対する売り圧力を強めました
連日の円安を受け
東京市場では
外需依存の大きい銘柄が買われる状況が続いています
ただ
前週末から株式相場上昇が続いていることから
短期的な利益確定と見れれる売りも増え
日経平均の上昇は限定的でした
外国為替市場において
1ドル=133円台後半~134円台へと
(前日:133円10銭台)に比べ円安が更に進んだことから
前日までと同様業績改善が期待される自動車・機械が買われました
原油価格上昇を受け
鉱業・石油・総合商社も買われました
一方で
米国市場でインテルが売られたことから
半導体関連株が下落しました
東証プライム市場の値上がり銘柄数(786銘柄)は
値下がり数(966)を下回りました
TOPIXは
0.93ポイント安(1,969.05ポイント)
と5営業日ぶりに下落しました
野村不動産<3231>
が2013年以降の高値を
三井物産<8031>
三菱商事<8058>
が上場来高値を更新しました
東証スタンダード市場指数は
0.58ポイント高
989.93ポイント
と前日に続き上昇しました
小型株では
コメ兵<2780>(中古ブランド品販売)
前日引け後に好調な月次売上を発表した
トレジャーファクトリー<3093>(リサイクルショップ)
前日引け後に好決算を発表した
ミライアル<4238>(半導体ウエハー出荷容器)
が大幅に上昇しました
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