日経平均34,000円乗せ
10日(水)の日経平均は
前日比678円高の34,441円
と3営業日連続で大幅に上昇しました
9日(火)のNYダウは
157ドル安の37,525ドル
と4営業日ぶりに下落しました
年末に低下を続けていた長期金利が利下げ期待の後退を背景に年明け以降反転しているため
金利と株価指標との比較から株式を売る動きが強まりました
11日(木)に消費者物価指数の発表を控えていることも
買いが手控えられた一因と思われます
消費関連株の下げが目立ちました
飛行中にドアが吹き飛んだボーイングは前日に続き下落しました
長期金利は上昇傾向であるものの
先行きの業績に対する期待感から
マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグルの持株会社)、エヌビディアなど
IT(情報技術)関連株の一部が買われ
ナスダック総合株価指数は13ポイント高(14,857ポイント)と
小幅ながら3営業日連続で上昇しました
ダウは下落したものの
米国市場ではIT株が買われたことから
東京市場でも半導体関連が買われ
株価指数を押し上げました
この日発表された11月の実質賃金が20カ月連続で前年を下回ったため
緩和的な金融政策の早期修正見通しが後退したことも
株式の買いを促したようです
日本の緩和政策継続観測を受け
1ドル=144円80銭台へと前日(143円台後半)に比べ円安ドル高が進んだことから
電機、機械、精密、輸送用機器、ゴム(タイヤなど)など
海外売上の多い業種の上昇が目立ちました
日経平均は連日バブル崩壊後の回復局面の高値を更新し
1990年2月の水準まで上昇しました
サッポロ<2501>、野村不動産<3231>、日本電気<6701>(NEC)
三井倉庫<9302>、大阪ガス<9532>が2013年以降の高値を
積水ハウス<1928>が上場来高値を更新しました
東証スタンダード市場指数は
3ポイント高の1,196ポイント
と前日に続き上昇しました
マクニカ<3132>(半導体商社)が大幅に上昇しました
ライフドリンク<2585>(飲料製造)が上場来高値を更新しました
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