日経平均３５，０００円乗せ
１１日（木）の日経平均は
前日比６０８円高の３５，０４９円
と４営業日連続で大幅に上昇し
１９９０年２月以来の３５，０００円乗せとなりました
１０日（水）のＮＹダウは
１７０ドル高の３７，６９５ドル
と上昇しました
早期の利下げ期待は後退しているものの
インフレは収束しつつある一方景気は底堅い、との見方が根強い状況が続いています
この日は
長期金利の反転が一服したため
金利と株価指標の比較から
景気の影響が大きい銘柄、消費関連株が買われ
株価指数を押し上げました
半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が発表した１０～１２月の売上高が
市場予想を上回ったことから
半導体関連のほかＩＴ（情報技術）関連株が上昇しました
ナスダック総合株価指数は１１１ポイント高（１４，９６９ポイント）と
４営業日連続で上昇しました
ただ
１１日に消費者物価指数の発表を控えていることから
積極的に株式を買い上がる動きは続きませんでした
東京市場も半導体関連を中心に買い先行で始まりました
この日のダウ先物が前日の現物終値に対し更に上昇したことから
日経平均も上げ幅を広げました
前日発表された１１月の実質賃金が前年を下回り
緩和的な金融政策が続くとの見方が広がっていることも
日本株に対する買い安心感を与えていると思われます
業種別指数（東証３３業種）は全業種が上昇しました
１ドル＝１４５円台半ばへと前日（１４５円近辺）に比べ円安ドル高が進んだことから
輸送用機器、機械、電機、ゴム（タイヤ）、精密など
海外売上の多い業種の上昇が目立ちました
日経平均はこの４営業日で１，７６１円上昇しました
野村不動産＜3231＞、日本電気＜6701＞（ＮＥＣ）、三井倉庫＜9302＞
住友倉庫＜9303＞、大阪ガス＜9532＞が２０１３年以降の高値を
積水ハウス＜1928＞、日立製作所＜6501＞、伊藤忠商事＜8001＞
東京エレクトロン＜8035＞、ＫＤＤＩ＜9433＞が上場来高値を更新しました
東証スタンダード市場指数は
３ポイント高の１，１９９ポイント
と３日連続で上昇しました
マクニカ＜3132＞（半導体商社）が大幅に上昇しました
マクニカが上場来高値を更新しました
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