投資豆知識

どの銘柄に投資する?目的別株式の選び方

投資をしようと思って株式を購入しようとしても、どのような銘柄を選べば良いのか迷ってしまうことがあります。身近な企業の株を購入したり、利益を重視して株式を選ぶ方法もありますが、株式優待を目的にしたり、売却益よりも配当金の金額で選ぶのも一つの手です。そこで目的別に合わせた株式の選び方について紹介します。

 

利益重視か安全重視かという選び方

 

株式の選び方には、利益重視で銘柄を選ぶ方法と安全重視で選ぶ方法があります。利益重視で選ぶ場合には、成長株を狙うことがコツです。成長株とは業績が右肩上がりで伸びていて、これからも成長が期待出来そうな企業の株式です。成長株を見極めるためには会社の業績を常にチェックしたり、売上高や純利益も確認します。売上高が伸びていれば、その企業のサービスや商品を沢山の人が利用している可能性が高いです。また純利益が上がっていれば、その会社が儲かっていると予想出来ます。

安全性を重視するのなら、常に一定量必要とされる商品やサービスを提供している企業の株にします。流行りに左右されたりせず、日常生活などで欠かせない商品やサービスを発売している会社の銘柄に注目です。

 

売買益よりも配当を重視する選び方

 

株式投資のメリットの一つに配当金が配られることが挙げられます。配当金とは会社の利益の一部を株主に還元するもので、多くの企業が年に数回行われる決算後に配っています。利益が多ければ多いほど配当金も高くなり、利益があまり出なかったときには配当金の金額も少なくなる仕組みです。売却益よりも配当金を目的にするならば、配当利回りや配当性向という指標を参考に銘柄を選びます。特に配当利回りが3%から5%の会社は配当金の金額が高いと言われています。

 

優待をメインに考えた選び方もできる

 

株式を購入すると、株主優待というものが受けられます。株主優待は株式を買った企業の商品が貰えたり、商品券が配られたりするサービスです。鉄道会社なら回数券や全線で使えるパスを、テーマパークならチケットを貰えるなど株主ならではのサービスが受けられるのが良いところです。株を購入した会社の商品やサービスを利用したいときには、株主優待が充実しているような銘柄を選ぶのも賢いやり方です。

 

利益回収を見込む時期によって選ぶ方法

 

株式投資では利益回収を見込む時期によって投資のスタイルが変わります。短期型と中期型、長期型の3種類があります。短期型はデイトレードと呼ばれ、1日で株式の売買を繰り返して利益を得るのです。ハイリターンハイリスクの投資方法で、結果をすぐに出したい人に向いています。

中期型は1ヶ月から1年間の投資をして、購入した銘柄の株価が上がったタイミングで売るだけです。将来的に成長すると言われる企業に投資します。長期型は株式を5年以上保有するやり方で、じっくりと株を運用したい人におすすめです。長い目で利益を考えます。

 

まとめ

 

株式を選ぶときには色々な方法がありますが、自分の投資のスタイルはどのようなものか、どんな目的で投資を始めるのかじっくり考えてから選ぶことが肝心です。どの方法を選ぶにしてもメリットデメリットをしっかり理解して、総合的に判断してから銘柄を購入するようにします。企業の決算書にもしっかり目を通して、会社の経営状態も確認すると安心です。