投資豆知識

初心者でもできる株式投資!知っておきたい儲け方の基礎

株式投資は、企業が発行する株を売買することで利益を得る投資方法の1つです。初心者にとって、どの株を買えば利益を得られるのかを見極めるのは容易ではありませんが、基礎的な知識をしっかりと身につけることで投資運用が可能です。どのような知識を持っていれば株式投資を上手に進めることができるか、詳しく説明します。

 

安易に儲けようとは思わない

 

株式市場には、デイトレーダーなどの個人投資家から、ヘッジファンドを代表とする機関投資家に至るまで多くの人が集まり、それぞれが戦略的に投資を行っています。ある銘柄が下落基調にあり、この辺りで上昇するだろうと見越して株を購入したが、そのまま株価が下がり続けることは少なくありません。気軽な気持ちで株式投資に臨んでいると、機関投資家の思うつぼになることも多々あるため、安易に儲けようと考えるのは控えるのが無難な対応です。

 

相場の流れを俯瞰的に見る

 

株式投資を行う上では、チャートを見ながら株価がどのあたりの水準にいるかを見極めることが大切です。チャートは時間単位で表現することができ、分足や日足、週足や月足に至るまで一目で確認できます。短期的な視点では株価が上昇していても、大きな流れでは下落基調になっているケースは少なくありません。儲け方として、相場の流れを俯瞰的に見ることが重要ですが、ローソク足の区切りを日足や週足などに設定することで確認が可能です。

 

上げ相場よりも下げ相場に備える

 

相場の世界でよく使われている格言の1つに、「登り百日、下げ十日」という言葉があります。一日あたりの下落幅は、下げ相場が非常に早いという意味合いですが、市場で悪材料が出たときに、利益確定や早めの損切りによって売りが売りを呼び、投げ売り状態になると一気に株価が下落していきます。上げ相場の銘柄を購入し、順調に株価が上昇しているときには、いつ下げ相場になってもいいように気配を見ながら売却手続きをすることが賢明です。

 

損切りする勇気を持つ

 

購入した株が下落していくと、投資額よりも評価額が下回るため、含み損を抱えた状態になります。しばらく待てば上昇局面に変わるだろう、と気長に待つことも大事なことですが、一定の下落率に到達したら思い切って損切りをすることも重要なポイントです。株式投資をやり始めた段階から損切りをするのはとても勇気がいる行為ですが、損失額が膨らむ前に損切りをして次の投資先を検討するのが得策です。

 

まとめ

 

株価は、予想とは全く違った値動きをすることもあり、株式投資の初心者にとってはどうしたらいいか迷うことも多々あります。上昇局面であれば、いつ下がってもいいように構えることが重要で、そのためには全体の流れをつかんだ上で、安易に儲けようと考えないことが大切です。下げ幅が大きい場合は損切りする勇気を持ち、トータルで利益が出るようにしていきましょう。