投資豆知識

失敗しない株式投資!成功のカギは情報の分析

株価は常に変動します。そして投資家はその変動に応じて、つい自分の銘柄選択に疑問を抱いてしまうものです。ですから、きちんと自分なりの未来予測をして、不要な売買を控えなければなりません。そしてそのためには、情報収集とその分析が重要になります。どんな媒体から情報を入手するか。それをどうやって分析するか。よく知られる一般的な手法を、これからご紹介していきましょう。

 

株式投資は情報集めが重要

 

株式投資には情報の分析が欠かせませんが、その前に、情報そのものを収集しなければなりません。
その際に有名なのは、年に4回発刊される東洋経済新報社の『会社四季報』です。これは分厚い雑誌で、上場企業全社の概要・近況・財務状況・株価チャートなどが一覧できるものです。これは、投資家必須のアイテムだといえるかもしれません。
また、各企業は年に1回「有価証券報告書」と4半期に1回「決算短信」を公開しています。これはいわば、その企業の「成績表」に当たるもので、企業の各社のウェブサイトからダウンロードしたり、「EDINET」という開示サイトで閲覧したりできます。

 

情報は量以上に新鮮さが大事

 

企業の株価は、その業績の変動に連動することが多いものです。ですから、株式投資の情報分析をするには、その量以上に、新鮮さが大事だともいえます。常に最新情報に目を配らせる注意力も、必要となるのです。

 

情報は集めただけでは役に立たない

 

しかしながら株式投資では、情報を集めただけでは役に立ちません。それを的確に分析し、可能な限り未来予測をする必要があるのです。買った直後から値下がりする株を手に入れても、投資家は損をする一方なのですから。

 

株式投資で使われる分析方法の種類と特徴

 

株式投資における情報分析はまず大きく分けて、業績や財務諸表などから企業の「実力」のようなものを割り出そうとする「ファンダメンタルズ分析」と、株価チャートからその変動を予測しようとする「テクニカル分析」があります。

また、これは前者の分析手法の1つになるのでしょうが、株価にはいくつかの「割安さ」を測る指標があります。それが、「PER(株価収益率)」と「PBR(株価純資産倍率)」、そして「配当利回り」です。PERは株価が1株当たりの利益の何倍になっているのかを表したもので、PBRは株価が1株当たりの純資産の何倍になっているかを表したものです。配当利回りは、株価に対しての配当金額の利率です。PERとPBRは高いほど株価が割高、配当利回りは低いほど株価が割高になっている、といえます。

これらの分析をして、「安く買って高く売る」や、「長期的に保持して配当を得つづける」などを目指すのが、株式投資なのです。

 

まとめ

 

株式投資成功のカギは、情報の分析にあります。そして、情報の入手先を知り、情報の新鮮さに注意を払い、また、それを様々な手法で分析する必要があります。そのための具体的な方法も一部ご紹介しました。
未来を完全に予測することはできませんが、自分なりの予測がなければ、株式投資はうまくいかないものです。そのために、これらの方法も参考にしてください。