投資豆知識

短期とは違う?長期投資における銘柄選びのポイントとは?

株式投資のスタンスは大きく分けて、短期投資と長期投資の2種類があります。その中でも長期投資は初心者向けと言われていることから、株式投資を始めたばかりの人たちが利用しているケースも少なくありません。そこで今回は短期投資と長期投資の違いを解説するとともに、長期投資をする場合の銘柄選びのポイントを紹介していきます。

 

短期投資と長期投資の違い

 

短期投資とは、値上がりしたらすぐに売却する投資手法のことを指しています。このため投資した株式を短い期間ですぐに売却することが大きなメリットかつ特徴と言われていて、一般的には株の保有期間が1年以内のものが短期投資と言われているようです。それに対して長期投資は投資した株式を長期間保有して、利益を確定していくという投資手法となっています。株の保有期間は何年以上という定義はないものの、10年以上保有していれば長期投資と呼ばれています。こちらは利益が確定するまでゆっくりと様子を見るため、時間的な余裕を持てる点が特徴です。

このように短期投資と長期投資の違いは、投資した株式の保有期間や投資手法の目的が挙げられています。ほかにもそれぞれの投資スタンスのメリットとデメリットも異なっているため、内容をしっかり理解しておくことが必要です。

 

長期投資は初心者向き?

 

短期投資は短い期間で株式を売買していくという特徴から短期間で利益を得やすい反面、同じように短期間で損失が出てしまったり売買に追われて失敗してしまうリスクがあります。またギャンブルの側面が強くなってしまうため、初心者は短期投資よりも長期投資の方が向いていると考えられているようです。特に長期投資はゆっくり株価の様子を見ながら取引をしていくことになるので、株価の変動を勉強できるという意味でも初心者向けと言えます。焦らずにゆっくり株式投資と向き合うことができる点も踏まえて、長期投資は初心者向けであるという意見が多いです。

ただ長期投資はゆっくりと利益を確定させていくため、投資スキルを身につけにくいというデメリットもあります。銘柄選びの難しさもあり、必ずしも全ての長期投資が初心者向けではないと言えます。

 

長期投資の銘柄選びのポイントは?

 

長期投資での銘柄選びのポイントは4つあると言われていて、例えば業績が成長しているかどうかが挙げられています。安定的に業績が成長している企業は買い手が多く、株価も上がりやすい傾向があるためです。また競争率が高く独自の商品やサービスなどの付加価値をつけている企業の銘柄は利益率が高いためおすすめだと考えられていますし、そのような株式の多くは株価が割安であるという特徴を持っています。このため利益率の高さと株価が割安である点も、長期投資の銘柄選びでは重要なポイントです。ほかにも初心者であれば、株主還元に積極的な銘柄かどうかをポイントにすることもおすすめとなっています。

 

まとめ

 

株式投資のスタンスである短期投資と長期投資にはそれぞれ特徴やメリット、デメリットがあります。その中でも長期投資は利益を確定させるまでに時間の余裕があることから、比較的初心者向けだと考えられているようです。このような点を踏まえつつ、長期投資での銘柄選びをする際には長期的な目で利益が出る企業かどうかをポイントにして見極めることが重要となっています。