投資豆知識

銘柄の発掘、選定(さらに続き)

先日
投資対象として
「経常利益率10%以上」
「経常利益10億円以上」
と述べました

 

ただ
売上高経常利益率が
10%以上でないとダメなのか
というと
そうではありません

利益率の高い会社は
独自性がある
競争力がある
市場シェアが高い
などの理由で
製品価格の値下げ競争に陥らず
高い利益率を維持している会社が多く
経験的に
経常利益率10%以上が
投資対象として望ましい
と思っていますが
10%未満、たとえば8%ではダメ
ということではありません

 

経常利益額についても
「10億円未満はダメ」
というわけでありません

利益は一定規模の額になっている企業は
既に、サービスや製品で稼ぐ力がついている
と判断できる一方
利益が小さい場合は
製品やサービスの市場規模がさほど大きくない
現在は競争力や高いシェアを維持しているが
今後、参入企業が増えて競争が激化し
売上利益が現在ほど伸びなくなる
となる場合もあります

もちろん
今は
利益の額は小さく
取扱製品サービスの市場規模も大きくないけれども
その後
市場は大きく成長する
あるいは
市場シェアをアップさせることにより
売上利益が多く伸び
株価も何倍にもなる
というケースも多々あります
(続く)