投資豆知識

半導体搬送のローツェの受注と株価

半導体や液晶パネルの搬送装置を製造する
ローツェ<6323>が
10月10日引け後に決算を発表し
11日の株価は一時は10%近く上昇しました

 

2020年2月期
第2四半期(19年6~8月)の受注は
前年比12%減の85億6千万円
と前年を下回ったものの
第1四半期(3~5月:61億円)に比べると
増加しています

四半期受注の推移をみると
18年2月期
第3四半期(17年9~11月):72億2千万円
第4四半期(12月~18年2月):98億3千万円
19年2月期
第1四半期(18年3~5月):74億8千万円
第2四半期(6~8月):97億6千万円
第3四半期(9月~11月):73億5千万円
第4四半期(12月~19年2月):52億8千万円
20年2月期
第1四半期(18年3~5月):61億円
第2四半期(6~8月):85億6千万円
と昨年12月~今年2月を底に
回復しているように見えます

 

この日の株価は
四半期の受注が底を打ち
回復が顕著になっている
と好感しているようです

昨年末は1,100円台まで落ち込みましたが
現在は3,100円台まで上昇し
17年3月に付けた高値3,485円に近付いています

ただ
受注は
17年2月期
第4四半期(16年12月~17年2月):128億円
18年2月期
第1四半期(17年3~5月):147億円
第2四半期(6~8月):184億円
と、現在に比べると相当高いレベルです

株価は受注のピークより前に高値を更新していることも
考え合わせると
今後の受注が
この水準まで拡大するとの期待が持てないと
株価の上昇は持続的にならないと思っています