投資豆知識

利回りは重視すべき?株式投資の銘柄選びと注意点!

株式投資を始めるにあたって、どれぐらい儲かるかを気にしている人も多いでしょう。実際にどれぐらい儲けられているかを客観的に判断する指標の1つとして、利回りがあります。しかし、利回りだけを重視して株式投資をしても本当によいのでしょうか。そこで、この記事では株式投資の銘柄選びと注意点について利回りとの関係を含めながら解説します。

 

株式投資の利回りとは?

 

株式投資における利回りとは、投資元本に対してどれぐらいの利益を上げられたかを表す指標です。利回りは一般的に1年間の利益をもとに計算されます。計算式は「利益÷投資元本×100」です。たとえば、株価1000円の銘柄を100株購入し、1200円で売却した場合の利益は「1200円×100株-1000円×100株」であり、2万円です。この場合の利回りは「2万円÷10万円×100=20%」となります。実際にはどんなプロであっても利益を出し続けることは難しいので、ときには損切することもあるでしょう。そのようなときは、利益から損失を引いて計算することになります。つまり、利回りがプラスになっている場合は投資元本に対して利益がでているといえますが、反対にマイナスの場合は損失が発生しているということです。

 

株式投資で得られる利益について

 

株式投資で利益を上げる方法には、キャピタルゲインとインカムゲインの2つがあります。株式投資に利回りはキャピタルゲインとインカムゲインの両方を合わせて計算するのが基本です。キャピタルゲインとは、簡単に言うと株価の値上がりによって得られる利益です。株式の購入と売却を行うことによって、収益が確定します。一方、株式投資におけるインカムゲインとは、配当や株主優待が該当します。配当は現金で口座に振り込まれるケースが多いので、利回りの計算はそれほど難しくありません。しかし、株主優待は現金の価値に置き換えることが難しい場合もあるので、投資するかどうかはよく考えてから行ったほうがよいでしょう。

 

まとめ

 

株式投資の利回りは、1年間でどれぐらい利益が出たかを理解するのに重要な指標です。計算式はそれほど難しいものではないので、自分で計算できるようにしておきましょう。配当利回りに注目して投資をするのも悪くはありませんが、将来的に配当が減額されるリスクを常に頭の片隅に置いておくことが大切です。利回りを計算して利益が出ているかを客観的に分析して、株式投資に役立てていきましょう。