投資豆知識

最後の上げ局面?

週末(6月2日)の
日経平均は2万円乗せ
NYダウは史上最高値更新となりました
米国では
トランプ大統領の就任当初は
政策効果が期待され
金融株やインフラ関連株が上昇しましたが
現在は
実際に業績の良い銘柄が買われています
また
米国でも日本でも
幅広い業種の企業において
業績改善が顕著です
好業績が続くとの見通しで株が買われる
「業績相場」の様相が
日米とも顕著になりつつあります
ただ
2008年のリーマンショックによる景気の底を
2009年2月あたりとすると
今回の世界的な景気回復は
8年以上となり
日本は、震災やタイの洪水の影響などもなり
自民党が政権を奪回した当たり
2013年ころから景気が上昇していると仮定しても
4年以上
景気改善が続いていることになります
雇用に関しても
米国は
完全雇用に近い状況と言われ
日本でも
バブル期に近い状況となっていますが
逆に
雇用はこれ以上大きく増えないため
雇用環境の改善による景気押し上げ効果は
続かない、或いは弱まる
とみています
現時点では
景気が悪くなる兆しはありませんが
この1年くらいが最後の景気拡大局面かもしれない
と思っています
景気がピークを打つ時期を
はっきり予測は出来ませんが
「山高ければ谷深し」
それまでの消費、投資の反動が
大きくなる可能性があります
また
雇用状況の悪化も顕著になると思います
多くの人が職に就くことが出来た分
景気が悪化した場合
失業する人も多くなるでしょう
日経平均は
しばらくは(半年くらい?)
2万円を上回る上昇を続けると予想していますが
景気がピークを打つ場合
株式相場は先行する傾向があるので
景気、企業業績が好調な状況が続いていても
株価が天井となり
長期の下落局面に入るのでは
と懸念しています