投資豆知識

自動車関連ソフトウェア

中国景気の減速が顕著になりつつあり
米国でも一部の企業の業績が予想を下回っています
米中貿易摩擦(両国の輸入関税引きあげ)が
中国の輸出や米国企業の材料価格(輸入価格)上昇
という形で現れ始めています
米国では
利上げに伴う長期金利上昇の影響で
今後
住宅投資や各種ローンが伸び悩み
景気を下押しする懸念もあります

 

外部環境の先行きが不安される中
自動車向けのソフトを開発している会社の業績が
相対的に堅調です

システナ<2317>の
7~9月の経常利益は
前年比37%増(17億1千万円)
となりました
車載情報システム・電子制御システムの開発が
好調です

ベリサーブ<3724>の
7~9月の受注高は
前年比36%増(38億1千万円)
と大きく伸びました
自動車のインターネットシステム
道路情報システム
自動運転や安全確認カメラに関する
ソフトの検証が伸長しています

今後
世界の自動車販売は伸び悩む可能性があり
その場合
自動車関連企業の設備投資が抑制されることが
予想されますが
自動車の自動運転や安全に関する機能の強化は
将来の競争力を左右する技術であることから
各社とも
開発を含めた投資を緩める可能性は低いとみています

 

(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
読者様御自身の判断にて御願い致します